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渋谷駅西口タクシー乗り場が移設 渋谷フクラス地下に待機所新設

移設された渋谷駅西口前優良タクシー乗り場

移設された渋谷駅西口前優良タクシー乗り場

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 渋谷駅西口前優良タクシー乗り場が4月17日、既存の乗り場から西側約30メートルとなる暫定駅前広場に移設された。移設とともに複合施設「渋谷フクラス」地下2階に整備されたタクシー待機所の供用も始まった。

渋谷駅西口(写真左下=タクシー待機所からタクシーが出てくる様子)

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 渋谷駅西口では現在、駅前で進む再整備「渋谷駅街区土地区画整理事業」の進捗(しんちょく)に伴い、西口駅前広場の暫定整備工事が行われており、東急バスなど駅に乗り入れるバス各社の乗り場も大幅な移設が進んでいる。新たなタクシー乗り場は、旧乗り場よりも渋谷フクラス側の暫定駅前広場に場所を移した。

 これに伴い、駅で待機するタクシーは乗り場に入る前に渋谷フクラス地下2階の新タクシー待機所を経由する。待機所へは、国道246号線(玉川通り)の南平台交差点方向から渋谷駅西口交差点を左折し、渋谷フクラス地下駐車場入り口から進入する経路で、駅西口交差点の手前約80メートルの箇所には待機所の状況を知らせるタクシー運転手向けの満空表示器も新たに設置した。

 満空表示の際の混雑状況の検知・配信は、AIとIoTを活用したリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」のシステムを活用する。タクシー乗り場では駅前の渋滞などを抑制するため、タクシードライバーが「満車」表示の際に待機所に進入することや路上待機を禁止していることから、事前にサイネージや専用ウェブページでリアルタイムの空き状況を確認する必要があり、同システムを採用した。AIの導入で混雑状況を可視化し、効率的な配車環境の実現を目指すという。

 新たに移設された西口前タクシー乗り場は暫定的なもので、本移設は2026年度を予定する。現在、地下・地上を含め最大28台のタクシーが待機可能で、2026年度には最大40台が地下に待機できるようになる予定。

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