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恵比寿で美術家・金氏徹平さん展覧会 活動20周年、未発表・未完作も

金氏さんが活動初期から手を加え続けている「White Discharge」

金氏さんが活動初期から手を加え続けている「White Discharge」

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 美術家で彫刻家の金氏徹平さんの展覧会「Fluorescent Green Boxと未発表、未完成作品」が4月7日から、恵比寿のブックショップ「NADiff a/p/a/r/t」(渋谷区恵比寿1)のギャラリーで開催される。

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 金氏さんは1978(昭和53)年生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科准教授。2003(平成15)年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。身の回りのものを素材に、部分を切り抜きつなぎ合わせることで既存の文脈から離れたイメージを作る、コラージュのような方法で作品を作っている。個展などの活動のほか、2011(平成23)年以降は舞台美術や舞台作品も制作している。

 活動20周年を記念した同展。異なる用途の日用品や玩具をくっつけて、白色の石こうや樹脂を流し固めることで別の一つの集合体に再構築する「White Discharge」、液体化粧品のイメージの切り抜きと別のスケール感を持つ写真と組み合わせる「海と膿」、建物や箱状のものに球体や煙などが出たり入ったりする様子を描く「tower」シリーズなど、絵画、彫刻、インスタレーション、写真、映像といった幅広い作風の作品を展示する。

 加えて、金氏さんが活動初期から手を加え続けている「White Discharge」のプロトタイプや未完成作品も並ぶ。

 会場では、金氏さんの広報物や作品が掲載された雑誌、制作過程で生まれた破片などが入った「Fluorescent Green Box」を販売。箱の素材や中に入っているものなどが異なる3種類を用意する。

 営業時間は13時~19時。入場無料。5月8日まで。月曜・火曜・水曜定休。

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