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スイス発パフォーマンスブランド「On」、原宿にアジア初旗艦店

キャットストリート沿いに位置する店舗外観

キャットストリート沿いに位置する店舗外観

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 スイス発パフォーマンスブランド「On」のアジア初フラッグシップショップ「On Tokyo(オン トーキョー)」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6450-6995)が4月8日、原宿・キャットストリートにオープンする。経営はオン・ジャパン(神奈川県横浜市)。

壁一面にシューズが並ぶ2階

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 2010年、元プロアスリートのオリヴィエ・ベルンハルドさんが友人のデビット・アレマンさん、キャスパー・コペッティさんと立ち上げた同ブランド。「ソフトな着地と爆発的な蹴り出し」をコンセプトにしたランニングシューズを中心に、アパレルなどを展開している。

 「オン トーキョー」は2020年12月にオープンした米ニューヨークに次ぐ世界2店舗目旗艦店で、アジアエリア初の旗艦店となる。「日本最大の都市」である東京の中で、ランニングコミュニティーの集いの場にしていく考えがあることから、公園が近くにあることや車の交通量が少ない同所へ出店。シューズ・アパレル共に普段使いできる商品も多いことから、ランナー以外の利用も見込む。

 店舗面積は1階・2階の2フロア計約300平方メートル。本国のデザインチームが手掛けた店舗は、華美な装飾はせずに建物の体躯を生かしつつ、グレーを基調に仕上げる。什器は動かせる物が多く、1階には向きを変えることでシューズ、アパレルそれぞれの展示に対応。2階の1面に設置するシューズ什器は引き出すことができ、中には試着用のシューズを入れている。1階のフロア奥にはモーションセンサーを備えたLEDモニターを設置。流すグラフィック映像は時々で代わるが、人が近付くと模様などが変化する。

 地階は売り場ではないが、3Dプリンタで作った岩のオブジェを設置。ブランドが誕生したエンガディン地方の山の岩で、地元のランナー達が走る時に目印にしているもので、同じオブジェはニューヨークの旗艦店にも設置しているという。オブジェは日の丸をイメージして赤い照明でライトアップしている。

 2階では、その人に合わせたシューズを提案する「ランスキャン」サービスを用意。天井と足元に震度計を組み込んだカメラを設置したエリアを来店客が走ることで、走行データを測定し、5万人ほどのランニングデータが蓄積されているデータベースに転送することでその人のランニングスタイルを分析する。誤差1.25ミリメートルの深度カメラで足を測定する「フットスキャン」も用意する。

 1階には、実際に風を当てたり水を掛けたりして生地の通気性や撥水性を体感できるディスプレーを用意するほか、2階には、ソールに搭載している着地の衝撃を吸収する特許技術「クラウドテック」、靴に合わせて搭載しているポリプロピレン製の「スピードボード」プレート、トレイル向けのアウトソール「ミッショングリップ」の機能性を紹介するインスタレーションも用意している。

 シューズは、タウンユース・ランニング向けのアイコンシューズ「Cloud」や、同モデルの第4世代で人気が高い「Cloud5」(各1万5,180円)、ソールに備える中央が空洞になっているラバー製の「クラウドパーツ」が通常の倍にすることでクッション性を高めているマラソンなど長距離層向けの「Cloudstatus」などを展開。3月31日には、ブランドの中でも最も高いクッション性を持つランニングシューズ「Cloudmonster」(各1万8,480円)を発売している。

 アパレルは、ブランドロゴをあしらうTシャツ(5,500円)や、繊維を格子状に織り込んだリップストップ生地を使い、着脱がしやすいように襟ぐりは大きめにしウエストには防風効果を高めるドローコードをあしらう半袖の防風着、ロングタイツ(各1万3,200円)、膝丈の長さで防風・防水のパーカ(4万9,500円)などをラインアップ。帽子や靴下などのアクセサリー類も扱う。

 営業時間は11時~19時。

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