ウクライナ国旗のカラーに合わせ、渋谷駅前の銅像「モヤイ像」の花壇が現在、青と黄色の花で彩られている。
2004(平成16)年からモヤイ像周辺で植栽を続けているボランティアによる「渋谷Flowerプロジェクト(通称=シブハナ)」のメンバーが、祝日の3月21日に集まり花壇の花を植え替えた。ロシアによるウクライナ侵攻で紛争が続くなか、ウクライナ国旗の黄色と青色の花で花壇を埋めた。
新たに植えたのは、黄色が「リナリア」と「マーガレット」、青色が「ネモフィラ」と「忘れな草」。約40株をランダムに配置した。シブハナでは季節に合わせ年に3~4回モヤイ像周辺の花を植え替えており、同プロジェクトの小島盛利さんは「植え替えに際し誰からともなく自然とこの色を選んだ」と今回の花を選んだ経緯を明かす。
「道行く人に語り掛けるように、寄り添えるようなメッセージをと考えた。(花を見て)世の中で起きていることに思いをはせてもらえたら」と話す。