前衛芸術家のオノ・ヨーコさんが現在、渋谷駅周辺の屋外ビジョンを通じて平和へのメッセージ「IMAGINE PEACE」を呼び掛けている。
ミュージシャンとしても活動し、ライフワークの一つとして平和運動に取り組んできたオノさんが、ロンドンやロサンゼルス、ソウルなど各国の都市の街頭ビジョンで発信するパブリックインスタレーションの一環。ビジョンでは、世界を変えるアクションとしてオノさんが掲げてきたスローガン「Imagine Peace」を各国の言葉に翻訳したメッセージを流す。
インスタレーションは、デジタルスクリーンをアートプログラムに活用するロンドン発のプラットフォーム「CIRCA(サーカ)」と、ロンドンのアートギャラリー「SERPENTINE」がタッグを組み実現。日本では、渋谷エリアの街頭ビジョン運営などを手掛けるシブヤテレビジョン(渋谷区神南1)がアート、音楽などの先端カルチャーを紹介するプロジェクト「NEO SHIBUYA TV」とコラボレーションする。
渋谷エリアのビジョンで流れるメッセージは、「平和な世界を想像してごらん love, yoko 2022」。渋谷MODI壁面の「ソニービジョン」、スクランブル交差点に面した「グリコビジョン」(以上、神南1)、SHIBUYA109向かいの「シリンダービジョン」(宇田川町)、「タワーレコードビジョン」(神南)、「ABCマートビジョン」、渋谷センター街の「センタービルビジョン」「アドアーズビジョン」(宇田川町)で1時間に1回以上、上映する。3月20日まで。
国外では、ロンドンのピカデリー・ライツをはじめ、CIRCAネットワーク傘下のスクリーンを通じ、ベルリン、メルボルン、ミラノ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウルで3月末まで展開する。