チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER(トリキバーガー) 渋谷井の頭通り店」(渋谷区宇田川町)が3月10日、渋谷・井の頭通りにオープンする。経営は鳥貴族ホールディングスの子会社であるTORIKI BURGER(大阪府)。
鳥貴族グループの新業態として昨夏、1号店を大井町に出店した同ブランド。鳥貴族ホールディングス大倉忠司社長が視察でアメリカに足を運んだ際に「チキンバーガーが定着していた」ことに可能性を見いだし、構想を練っていた業態。コロナ禍で当初の予定よりも出店が前倒しになったというが、今後も起こりえる感染症の流行時などでも「戦える業態」として、同グループの居酒屋「鳥貴族」を支える第2のブランドと位置付ける。
今後も23区内を中心に出店を進める計画のなか、2号店は繁華街への出店を検討し出店場所を探し、同ブランドの旗艦店として位置付けたい考えもあり「流行の発信基地」である渋谷に出店を決めた。大井町の店舗は近隣で働いている人や住んでいる人なども多く利用するが、渋谷井の頭通り店はブランドがメインターゲットと据える10~20代を中心とした利用を見込む。出店するビルは上層階に「鳥貴族」も出店していることから、相乗効果にも期待を込める。
店舗面積は約35坪。席数はカウンター21席、テーブル14席の計35席。店舗は、「鳥貴族」のブランドカラーである黄色と赤色を基調に、木目を取り入れた「明るい落ち着いた雰囲気」に仕上げる。カウンター席には電源やUSBポートも備える。
「鳥貴族」同様、鶏肉や野菜、バンズに使う小麦など国産食材100%(法令に基づき国産基準を満たしている生鮮食品、もしくは最終加工国が日本となっている加工食品)にこだわるほか、「食べたい味で選んでほしい」と統一価格で提供する。
バーガーは、細かく砕いたパン粉を混ぜクリスピーな食感に仕上げるスパイシーな国産チキンフィレの一枚肉(100グラム)やレタス、レモンマヨネーズを挟む「トリキバーガー」、ミンチ肉のつくねやチーズなどを挟み甘辛いソースを合わせる「つくねチーズバーガー」、胸肉のチキンとシナモン風味の甘辛いソースの「ヤンニョムチキン」、米粉を混ぜる白いバンズに蒸し鶏やトマト、バジルソースなどを挟む「サラダチキン~バジル~」などをラインアップ。価格は単品390円、ポテトSサイズとドリンクMサイズとのセットは590円。
モーニング(10時30分まで)には米粉を混ぜた白いロールパンに粒あんとバターを挟む「あんバターロール」、卵サラダを挟む「たまごロール」、白いバンズに蒸し鶏やキャロットラペを挟みゆずこしょうをアクセントに加える「サラダチキン~柚子胡椒マヨ~」、ベーコンやチーズなどを挟む「ベーコンエッグ」など野菜多めで「ヘルシーな印象」のメニューをラインアップする。価格は、単品290円、ニョッキとドリンクMサイズとのセットは490円。
卵やトマトなどバーガーのトッピング(各50円)、皮付きのフライドポテト(S190円~、10時30分以降の提供)、ソフトクリーム、エッグタルト(以上190円)などのサイドメニューも用意する。大井町店の現在の客単価は800円前後。
営業時間は7時~22時(まん延防止等重点措置適用の為、当面の間は20時まで)。オープン記念として今月10日~13日には、セット商品注文客各日先着300人にオリジナル缶バッジを進呈するほか、オリジナルトートバッグ(390円)を限定販売する。