SHIBUYA109渋谷店(渋谷区道玄坂2)のトイレに3月8日、生理用ナプキンの無料提供サービス「OiTr(オイテル)」が導入された。
同館を運営するSHIBUYA109エンタテイメントの若者研究機関SHIBUYA109 lab.が実施した「Z世代の生理に対する意識調査」の結果をもとに、「生理の貧困」に取り組むイベント「#PERIOD_ACTION ウチらの声を、未来へ。」の一環。これまで生理を取り上げることは「タブー視されてきた」が、国際女性デーの8日に合わせて取り上げることで、「もうタブーなんかではない」(同機関)ことを示す。
オイテルは、予期せぬタイミングで生理になった際に生理用ナプキンを無料で提供するサービス。同調査の結果、「予期せず生理になっても安心な環境」が求められていることから導入を決めた。
8階の女子トイレの個室に3台設置。利用にはアプリが必要で、個室内の壁面にはアプリを無料ダウンロードできるQRコードを掲示する。アプリを起動し画面の取り出しボタンをタップしてスマートフォンをディスペンサーに近づけると、生理用ナプキンが出てくる。2時間に1枚、25日間ごとに7枚まで利用できる。
館内3階~4階の階段には、生理の悩みやセルフケア、「あったらうれしいもの・こと」など「Z世代の生理に対する意識調査」の結果を今月31日までパネル展示。地下2階の「PLAZA」では生理用ナプキン、地上2階の「Innisfree」ではデリケートゾーンのケア商品など生理期間にお薦めの商品を紹介している。
国際女性デーの8日には、地上3階の「RAVIJOUR」でイタリアの「ミモザの日 -FEATA DELLA DONNA-」(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)にちなみ、黄色か緑色のランジェリーを上下セットで購入した客にサニタリーショーツを進呈。店頭スペースでは、生理用ナプキンをサンプリングしているほか、生理に関するアンケートに回答した人先着500人に同館での買い物券500円分を、当日の買い物レシート500円(合算可)を提示した来館客先着500人には破棄されるミモザで作られたドライフラワーを、それぞれ進呈する。17時まで。