東急バスは、渋谷駅西口駅前広場の暫定整備工事に伴い1月からスクランブル交差点手前に移設していたバス転回路で生じた遅延に対応するため、2月20日より順次、渋谷駅に乗り入れるバスの停留所を移動させている。
渋谷駅に乗り入れる東急バスは従来、国道246号(玉川通り)から駅方面に入り、渋谷マークシティ前でUターンして乗り場のある西口ターミナルに向かっていたが、整備工事に伴いJRと京王線の改札を結ぶマークシティ2階連絡通路の下をくぐり、スクランブル交差点の手前で転回を始めていた。
1月23日より新たな転回路となったスクランブル交差点手前の道路には、整備工事に伴い都営バス・京王バスの乗り場も昨年移設。片側1車線となったことに加え、転回路が北側に延びたことで東急バスは高架下にある信号を2度通ることになり、駅に着いたものの降りることができないなどの利用者からの意見も寄せられていたという。
20日に移動したのは、「渋82」等々力・瀬田営業所行きと「渋05」弦巻営業所行き。東急バスでは今後も順次、停留所を移設し、遅延や渋滞に対応していく構え。渋谷駅西口では2027年に「渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)」が開業を予定し、駅周辺の再開発が完成する予定だ。