パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(目黒区)は3月1日、渋谷・文化村通りに面した旧「ドン・キホーテ渋谷店」(渋谷区道玄坂2)跡などで進めている「渋谷区道玄坂二丁目開発計画」で、外資系ライフスタイルホテルを誘致していることを明らかにした。
2013(平成25)年に始まった同開発は、2017(平成29)年に閉店した「ドン・キホーテ渋谷店」跡など敷地面積5897.39平方メートルに、地上28階・地下1階、高さ114.95メートル(最高118.80メートル)、延べ床面積4万1855.37平方メートルの複合施設を整備する計画。
施設は商業・オフィス・ホテルで構成。ホテルは11階~28階に位置する予定で、渋谷エリアでは初となる外資系ライフスタイルホテルの誘致を進めている。客室数は300室予定(2018年の発表より)。1~3階は店舗フロア、4階~10階は「クリエーティブなオフィスワーカーをターゲットにした」(同)オフィスフロアとなる予定で、それぞれすでにリーシングを始めているという。
整備に合わせて「繁華街裏側の空閑地や狭苦しさ、老朽化した壁や建物などの課題」を解決。11階・12階のホテル共用部には防災備蓄倉庫を配備するなど帰宅困難者受け入れにも対応する予定(同)。
文化村通りに面した2カ所と、道玄坂小路に面した1カ所に出入り口(動線)を作ることで、新たな回遊動線も創出する。
2023年3月完工、同9月開業を目指す。