サッポロビールが2月25日、「ヱビス」ブランドの会員制参加型コミュニティーサイト「YEBISU BEER TOWN」をプレオープンした。
2022年以降中期マーケティングコミュニケーションのテーマに「リアルとデジタルの融合」を掲げている同社。ヱビスブランドの「熱狂的なファン」を創出し、新たな関係を構築していくため、同サイトを立ち上げ、新たなファンコミュニティーを核に、マーケティングを行っていく。
街をイメージしたサイトで、建物などの上に表示されるピンをクリックすると、商品情報や「3Dヱビスビール記念館」などのコンテンツが表示される。オープン時は読み物が多いが、コンテンツは順次充実させていく予定で、飲食店ゾーン、料理教室なども展開していくという。同サイトのみのキャンペーンや、将来的にはグッズなども展開していく予定。
6月に開講予定の「YEBISU BEER COLLEGE」では、「ヱビス」やビールの文化に関する講義を行う会員限定のイベントも予定する。その後、飲食店ゾーンや料理教室なども始動していく。
アクセスする時間帯によって街の様子が変化するほか、瓶商品数百本に1本の確率で入っているラベルデザインでタイが2匹描かれている「ラッキーヱビス」がいたり、みくじを引くことができたりもできる。
10月の本格稼働後は、掲示板などコミュニティー機能を実装し、会員同士や会員とブランド(担当者)との双方向のコミュニケーションができるようになる。デジタル上で生まれる会話を通して、商品や施策などのリアルに発展させていく。
登録・利用無料。会員資格は20歳以上。会員には「住民票」を発行する。目標会員数は16万人。