渋谷と原宿の間に位置する「穏田神社」(渋谷区神宮前5)で現在、「母と娘、心のひな祭り」が開催されている。
「思いを伝え合ってほしい」と、母や娘へのメッセージを募る同企画は、同社の宮司・船田睦子さんが、神社を継ぐ過程で経験した自身と母との「喜怒哀楽の絆」を基に企画。同社の神様のご神徳が「美」であることから、思いを伝えることで「心を温かな思いで満たし、心の内からより美しくなってほしい」と考えた。
境内にはメッセージを書ける、複写式のメッセージカードを用意。参拝客はメッセージを書いた後、1枚目はメッセージを送る相手に贈り、2枚目は境内に置くポストに投函すると、後日、境内に設置している掲示板に掲示される。参拝できない人向けに、同社のホームページでメッセージカードをダウンロードできるようにしている。
コロナ禍で「人の心の琴線に触れられることが、より求められている」と感じているという船田さん。掲示板に掲出し他の参拝客も見られるようにしたことで、「『この親子も自分と同じように考えているんだな、気持ちが分かるな』など、思いをはせていただけたら」とコメントを寄せる。
3月3日まで。