ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)2階のポップアップスペース「CONTAINER(コンテナ)」に現在、学生によるアパレルショップが限定オープンしている。
ファッションやカルチャーの発展のため、次世代を担う専門学生を「応援する」産学共同の取り組みを続けている同館。その一環として今回、服飾専門学校であるバンタンデザイン研究所とエスモードジャポンに在籍する「次世代クリエーター」によるオリジナルブランドが限定出店している。
今月22日までは、バンタンデザイン研究所の学生が「NON TOKYO」ディレクター中川瞬さん指導の下で立ち上げたプロジェクト「The THIRD SESSION」と、プロジェクトの審査を通過したブランドが同時出店。
出店するのは、「針で描く」をコンセプトにニードルパンチ加工で手作業で制作したアイテムを展開する「LITTLEMAINANA」、校内のコンペティションで「常に」上位入賞を果たしているブランド「SALUCE WORLD」、新品のTシャツやロングスリーブTシャツをハンドメード加工する「TeppeiFuruyama」など13ブランド。
23日~27日には、「エスモードジャポン」がサステナブル教育の一環として、学生クリエーターが廃棄予定の生地をアップサイクルし、新たな価値を創り出す産学協同プロジェクト「ESMODACT@Laforet HARAJUKU」が出店。
今回は、SDGsの「つくる責任 つかう責任」を共通テーマに、2年生が6グループに分かれて期間限定ブランドを立ち上げ、デザイン、パターン、縫製、PR、販売までを一貫して行っている。ブランドは、「海を奇麗にする意識を植え付ける」をテーマにし、染めを行わず、余った布を利用することで海を汚さないことを心掛けたという「FLEURIOT(フルーリオ)」、フランス語で「踊る花びら」を意味する「Petales dansants(ペタルドンソン)」など。
併せて、6階の「BE AT STUDIO HARAJUKU」両校との取り組みを行っている。エスモードジャポンの学生がワークスペースとして自由に使えるアトリエを常設しているほか、3月2日~4日には、バンタンデザイン研究所全学科約170人の卒業作品展を予定している。
ラフォーレ原宿の現在の営業時間は10時~20時。ポップアップショップは今月27日まで。