みずほ銀行「恵比寿研修会館」(渋谷区恵比寿1)が3月1日から、渋谷区の新型コロナワクチンの集団接種会場として使われる。
渋谷区とみずほ銀行は2017(平成29)年9月、民間企業や大学等の持つ技術やノウハウを活用し、協働して地域社会の課題解決を図るための包括連携協定「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(以下、S-SAP協定)を締結し、「地域課題の解決」「未来モデルのまちづくり」「創業支援・ベンチャービジネス支援」などに取り組んできた。
この取り組みの一環で今回、同施設の無償提供が決まり、2月14日、みずほ銀行本店で長谷部健渋谷区長と藤原弘治頭取が覚書を取り交わした。長谷部区長は「この度は、みずほ銀行に施設をお借りして、区民向けの新型コロナワクチン接種会場を設置することになった。3回目の接種率を向上するために、新たな接種会場を設置することは喫緊の課題で、今回の協力については大いに感謝している」とコメントする。
同施設での1日当たりの想定接種人数は最大約750人で、期間は3月20日までを予定。
渋谷区では、昨年9月までに2回目の接種を終えている18歳以上の区民へは既にクーポン券(接種券)を発送済みで、2月28日から予約を受け付ける(昨年9月接種の18歳~64歳は3月22日から受け付け)。