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アルバルク東京、横浜に勝利 「我慢」続け終盤に突き放す

チームハイとなる17得点を挙げたジョーダン・テイラー選手(右)©B.LEAGUE

チームハイとなる17得点を挙げたジョーダン・テイラー選手(右)©B.LEAGUE

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が2月13日、横浜ビー・コルセアーズ(同、横浜)と対戦し82-68で勝利した。

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 新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった試合の代替試合となったこの日。A東京は選手やスタッフが陽性判定を受けたこともあり、1月26日以来の試合となった。

 アレックス・カーク選手の得点で先制したA東京は、オープンの3ポイント(P)シュートなどを確率高く決めたほか、横浜に難しいシュートを打たせるディフェンスで序盤から21-14とリードを奪う。第2クオーター(Q)は、リバウンドからの速攻で得点を挙げるなどして一時二桁点差を奪うが、ターンオーバーが増え一時得点が止まる。それでもセバスチャン・サイズ選手が横浜のシュートをブロックするなどディフェンスで我慢を続けると、同Q終盤には、スクリーンに対しアンダー(ゴール側)を通るディフェンスに対し、ジョーダン・テイラー選手が外角のシュートを連続で沈めた。そのうち3Pはバスケットカウント(得点に加えフリースロー1本)となり、得たフリースローも決め4点プレーとなった。

 前半、横浜の3Pアテンプト(試打)を2本と抑えたが、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は、「横浜には良いシューターがいるので、3Pを決められることでリズムを与えてしまう。長い間合いをつくらないように、シューターに良いリズムに打たせないようフォーカスした」と言う。

 40-33で迎えた第3Qは両チーム互角の戦いを見せる。A東京はシュートが決め切れず一時3点差まで詰め寄られるが、オフェンスリバウンドからの得点や、横浜のミスを得点につなげるなど逆転は許さず55-48で最終Qに突入する。リバウンドからの速攻、安藤周人選手の3Pで再び二桁リードを奪うと、横浜の攻撃を制限時間いっぱい守り切る好守を見せるなど約7分間で失点を5に抑え徐々に点差を広げる。終盤はチームファウルが5つたまった横浜に対し、インサイドのアタックでファウルを誘発し得たフリースローを高確率で決め勝ち切った。

 久しぶりの試合となったなか「強くプレーしてくれた」と選手をたたえたパヴィチェヴィッチHC。最終Qで突き放すことができたが、「4Qに入る際に特別なアドバイスはしていない。1Q~3Qに選手たち我慢してタフにディフェンスを頑張ってくれた結果が4Qの結果につながった」と振り返る。

 「前半、自分たちのミスで離すことができなかった」点や終盤に3Pを許した点を反省点として挙げたほか、20得点を許した横浜のレジナルド・ベクトン選手に対するディフェンスに関しては、「試合を通して1対1で守るプラン。しっかり前に立ってディフェンスをして、もっとタフなシュートを打たしてできるだけシュート確率を下げたい」と話した。

 両チームは14日も戦う。

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