渋谷・明治通り沿いの複合施設「渋谷キャスト」(渋谷区渋谷1)の多目的スペース「渋谷キャスト スペース」で1月、コロナ禍で2年間休止していた卓球台の貸し出しサービス「Ping Pong Cast.(ピンポンキャスト)」が復活した。
2019年12月に始まった同企画は元々、多目的ホール「スペース」の認知向上を目的にしたもの。企画・運営を行うシアターワークショップの担当者は「渋谷キャスト開業から2年半たったころ、少し奥まった屋内にあるイベントスペースを一般にもっと知ってもらうため、扉をオープンにして『(中で)何をやっているんだろう?』と興味を持ってもらいたい」という思いがきっかけだという。
渋谷と原宿の中間地点にある同エリアは、繁華街と住宅地にも近く、さまざまな世代・属性の人々が訪れる地域の特徴から、「年齢や体力を問わず、幅広い層が気軽に楽しめる『卓球』がいいのでは」と思い立ち、イベント等の利用のない週末中心に手ぶらで卓球が楽しめる貸し出しサービスを開始。家族連れやカップルのデート、昼休みを兼ねた息抜きとして利用するオフィスワーカーなども多く、当初から予想を上回る手応えを得ていたが、コロナ禍で2020年4月以降、サービスの休止を余儀なくされていた。
再開時期を検討する中、感染対策を講じた上で先月から2年ぶりに同サービスの再開を決定。ほとんど事前告知をしていなかったにもかかわらず、「1月は計4日間の開催で、毎日4~5組の利用があった」という。
卓球台1台(ラケット、ボール含む)の貸し出し料金は、1コマ30分間500円。時間内は1グループのみの貸し切りで、「1グループ2~6人」の利用が目立つ。「2月以降もイベント使用のない土曜・日曜・祝日に開催を予定しているので、渋谷での食事、買い物、仕事の合間に卓球を楽しんでいただれば」と利用を呼び掛ける。
スケジュールは随時、ホームページで知らせる。