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積水ハウス、南青山にショールーム「スムフム テラス」 nendoがデザイン

「サッシ」をを渦巻き状に200個並べその隙間に植栽を配置した「回廊型」の空間に仕上げた

「サッシ」をを渦巻き状に200個並べその隙間に植栽を配置した「回廊型」の空間に仕上げた

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 デザイナー佐藤オオキさんが率いるデザインオフィスnendoがデザインした積水ハウスのショールーム施設「SUMUFUMU TERRACE 青山(スムフム テラス アオヤマ)」(港区南青山2)が2月1日、外苑前駅近くにオープンした。

家づくりに使う素材を展示する一角

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 「スムフム テラス」は「皆が気軽に集える場所」をコンセプトとした拠点で、同社が昨年11月から展開し青山は5カ所目となる。「スムフム テラス」の中でも、アートやデザインに関心の高い客を意識した施設となる。

 nendoが手掛けた施設デザインは、可変性と開放性を実現するため採用した「サッシ」を渦巻き状に200個並べ、その隙間に植栽を配置した「回廊型」の空間に仕上げた。サッシにレールが内蔵されていることで、棚やハンガー、フック、モニターなどを自由に取り付けられるようになっているという。サッシの「視覚的な効果を強調するため」に、床材は濃度が「わずかに」異なる2色を交互に貼り分け、貼る方向も切り替え。天井のルーバーも床と同じ幅のものを、床材同様に2色を交互に、貼る方向も切り替えて取り付けた。

 従来のような住宅展示場やモデルルームを見学する接客スタイルから、「どんな暮らし方をしたいか」など「ソフトを重視したコミュニケーションが求められつつある」ことから、素材サンプルや模型の展示といった「ショールーム」的な要素は「最小限」にとどめ、カフェやギャラリー、ラウンジコーナーなどコミュニケーションスペースを「充実させた」。加えて、オープンな「設計アトリエ機能」も備え設計士の存在をより身近に感じられるようにしたという。

 施設内には、絵本作家の荒井良二さんや写真家の石川直樹さん、代々木公園などで浮かべた巨大な「誰かの顔」をかたどった気球のような作品で知られるアートチームの「目 [me]」などの作品も展示。積水ハウスと新築請負契約した客は、キュレーターやアーティストと打ち合わせしながら、アート作品の購入やオーダーもできる。

 営業時間は10時~18時。火曜・水曜定休。日時指定完全予約制。

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