写真家・須藤絢乃さんの展覧会「Anima / Animus」が1月7日、ブックショップ「NADiff a/p/a/r/t」(渋谷区恵比寿1)地下1階「NADiff Gallery」で始まる。
須藤さんは「被写体の性別を超えた変身願望や理想像」を写真に収め、少女漫画のカラー原稿と写真の「狭間」にあるような作品を発表。行方不明の少女たちを題材にした「幻影」(2013)年で「2014年キヤノン写真新世紀グランプリ」を受賞。一貫して「仮想世界と現実を行き来するような」シリーズを展開している。
同展は、2015(平成27)年に逝去した画家・金子國義の自宅を舞台に撮影したシリーズ「Anima / Animus」の限定版写真集の刊行を記念した展覧会。写真集のタイトルである、Anima (アニマ)は 男性の無意識内にある女性的な側面、Animus (アニムス)は女性の無意識内にある男性的な側面という意味があるという。須藤さんは、金子の家の目に見えない「アニマ/アニムス」を擬人化し、ポートレートで作品に収めた。
同ビル3階「MEM」では須藤絢乃展「VITA MACHINICALIS」を同時開催する。
NNADiff Galleryの営業時間は13時~19時。今月30日まで(11日・17日・24日定休)。