東急プラザ渋谷（渋谷区道玄坂2）で1月2日から、中身が見えない商品やロスフラワーなどを販売する「CHANCE MARKET」が開催される。

　サステナブルをテーマに、SDGs関連の取り組みとして6月～7月に初開催した同企画。見た目や値段にとらわれず「モノの本質に目を向けた、新しい出会いを楽しんでほしい」と3つのマーケットを展開する。

　「CHANCE BAG」は、館内に出店する「BEAMS JAPAN」「AKOMEYA TOKYO」「High Premium HIS Hills Shibuya」など15店舗が、中身が見えないバッグで商品を販売する企画。越前和紙の製紙過程で出てしまう損紙をアップサイクルしたオリジナルの和紙のバッグに商品を入れ、バッグに記載する、「ドイツから80年の時を経て。本革のセカンドライフ。」「素のままをいただく。究極のおいしさです。」「着物由来のニットドレス。伊達者は、文化をも纏（まと）う。」などの店舗担当者の思いが込められたキャッチコピーを読みながら、商品を選ぶ体験を提供する。

　2階メインエントランスに位置するイベントスペースでは同8日～同10日、生花のマーケット「CHANCE MARKET」を展開。茎の長さや太さがまばらなものや、花の輪の大きさに差があることなどから市場では値が付けられず、破棄されてしまう花（ロスフラワー）を3本セットの花束として用意。来店客が価格を決めるかたちで提供し、集まった金額は渋谷区のまちづくり活動やサステナブルな取り組みに寄付する。

　営業時間は11時～20時。1月16日まで。