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サンロッカーズ渋谷、100点ゲームで滋賀に大勝 堅守猛攻

インサイドへのアタックからなど両チーム最多のアシスト7本を記録した高橋耕陽選手(右)

インサイドへのアタックからなど両チーム最多のアシスト7本を記録した高橋耕陽選手(右)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が12月5日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で滋賀レイクスターズ(以下、滋賀)と戦い102対75で勝利した。

Bリーグ初ダンクを決めた西野曜選手

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 日本代表の試合などがあったことから3週間ぶりのリーグ戦再開となったこの日。バイウイークは、「ディフェンスを細かく分析したのと、オフェンスでは(ボールをもらう)タイミングや位置、どういうイメージのプレーかを確認しながら、しっかり練習する時間に充てた」(伊佐勉ヘッドコーチ(HC))と言う。

 広瀬健太選手のオフェンスリバウンドからの得点で先制したSR渋谷は、インサイドでの得点能力の高いジェームズ・マイケル・マカドゥ選手を中心に得点を重ねると同時に、滋賀をロースコアに抑えリズムをつかむ。途中出場した高橋耕陽選手は「バイウイークの時にコーチから増やしてほしいと言われていた」というドライブ(インサイドへのアタック)からアシストを重ねたが、「(ディフェンスが)ドライブを警戒すると誰かが空くので、そこでパスが出せるのは僕の強みでもあるのでうまくいったかな」と振り返った。

 28-16で迎えた第2Qには、盛實海翔(もりざね・かいと)選手がディフェンダーの背中を通す技ありのパスや、渡辺竜之佑選手からのパスでマカドゥ選手がアリウープダンクを決めるなど見せるプレーも飛び出す。同Q後半には滋賀のスタイルである切り替えの速い攻撃を仕掛けられる場面も見られたが、伊佐HCは「チームファウルがたまり、フリースローの後にしっかりゾーンを組み立てられ悪いオフェンスになり走られた」と分析した。

 55-33で迎えた第3Q。リバウンドを取られたりミスを犯したりしても、ボールを奪い返し得点につなげるなど持ち味であるディフェンスからの得点などでさらに点差を広げることに成功。最終Qには「よく足が動くので警戒していた」(伊佐HC)滋賀・澁田怜音選手にミスを誘発されるなどターンオーバーが続き点差を詰められるが、マックス・ヒサタケ選手のシュートブロックや、ダブル―チームなどディフェンスから得点につなげた。残り1分弱には「明日の試合につなげるという意味では、終わり方をしっかりしなくてはいけないと気を引き締めていた」という高橋選手がボールを奪うプレーを見せると、ヒサタケ選手が豪快なダンクを決め100点に乗せた。

 SR渋谷は大量リードを奪った際、「気が緩んで追い付かれることがある」なか、「立て直してディフェンスからオフェンスにつなげることができた」(高橋選手)この日。高橋選手はその要因を「ムーさん(=伊佐HC)が試合前に『久しぶりの試合、やるべきことをお客さんに見せよう』と話していたのも良かったのでは」と話した。

 「リフレッシュもできたし自分の足りないところや修正ができ、バイウイークに入ってからコンディションがすごく良い状態できている」という高橋選手。4シーズン在籍していた滋賀との対戦に「アシスタントコーチなどはずっとやっていた人たちなので、良いプレーを見せて恩返しできたらと思っていた」なか、12得点アシスト7本などを記録。「一生懸命やった結果が出たので、継続できるようにしたい」と意欲を見せた。

 両チームは6日も戦うが、この日は出場停止となっていた滋賀のノヴァー・ガドソン選手が戻ってくる。伊佐HCは「まず言えるのは今日のようなゲーム展開にはならない。ゲームの入りを気を付けて、今日できたように40分間エナジーレベルを落とさず戦いたい」と意気込んだ。

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