「障がい者週間」に合わせ12月3日から、「SHIBUYA FACTORY428/294(シブヤ/フクシ)~シブヤ×フクシだからできる未来~」が開催されている。主催は渋谷区。
渋谷区では、区の内福祉作業所で働く障がい者が描いた文字や模様を桑沢デザイン研究所の学生がフォント素材としてデザインしパブリックデータ化した「シブヤフォント」事業を2016(平成28)年度から展開。現在、フォント・パターンの種類は300種類以上に上のぼり、さまざまな商品に採用されるなどしている。
開庁当初から庁舎内のエレベーター扉などにシブヤフォントを掲出している渋谷区本庁舎では、「シブヤフォント」を展示。1階のエントランスには、「シブヤフォント」の特徴であるアルリピートデザイン(縦横つながるようにデザインするパターン)のタペストリーを展示点耳するほか、2階にはさまざまなフォント・パターンや、「シブヤフォント」を使った商品を紹介。レイヤー構造でグラフィックデータを制作している「シブヤフォント」のデータ構造公像を利用し、シルバーやゴールドなどの「特殊色」を重ねたフォントなども展示する。
今月9日~16日(11時~14時、土曜・日曜は休み)には庁舎1階のエレベーターホール前で、「シブヤフォント」を使った商品の販売も行う。
渋谷区文化総合センター大和田(渋谷区桜丘町)内の一般社団法人シブヤフォントの拠点では4日・11日・12日(11時~17時)に体験コンテンツを展開行う。来場者自身が書いた文字が実際にパソコンで入力できるフォントになる「シブヤフォント」制作の体験と、「シブヤフォント」を使った年賀状作りを用意する。
オンラインコンテンツとして、4日には「シブヤフォント」運営スタッフを学芸員に見立て、展示品の紹介などを行う「シブヤフォント原画アート鑑賞会」を開く。翌5日には、本年度の新しいフォント・パターンの発表会を配信する。視聴無料。ピーティックスで予約を受け付けている。
今月16日まで。