ハロウィーン本番の10月31日に渋谷駅周辺2カ所に設置した「アップサイクルボックス」で回収された空き缶やペットボトルを使ってアーティストが制作したアート作品の販売が12月1日、楽天のフリマアプリ「ラクマ」で始まった。
ラクマも協賛する、渋谷駅周辺のゴミをなくす活動を推進する「ハロウィンごみゼロ大作戦 in 渋谷実行委員会」が、不用となった空き缶やペットボトルなどの資源を回収し、循環の中にアイデアを加えることで、アート作品を通じて多くの人が資源の循環に興味をもってほしいという思いから、アート作品を制作する「Shibuya Upcycle Project(シブヤアップサイクルプロジェクト)」として実施した。
捨てればゴミとなるものにアイデアを加えてアート作品にすることで新たな価値を生み出す同プロジェクト。アート作品は、アーティストで一般社団法人「CLEAN&ART」代表理事も務める傍嶋(そばじま)賢さんが制作した。同法人は、「渋谷サステナブル・アワード2019」の大賞も受賞している。今回、集まった資源にSDGsの17色のカラーをスプレーし、その上から各目標のアイコンを転写。今年は30点のアート作品を制作した。
実行委員会では循環を意識した「3R」の取り組みとして、ハロウィーン時期の渋谷駅周辺へのゴミ集積所の設置や、清掃活動を行う「渋谷ごみゼロ大作戦」を実施してきた。この取り組みにラクマは2018(平成30)年から参加し、使用可能な不用品を回収してラクマで出品・販売することでリユースを促進している。
価格は1,000円。売上金は渋谷区内の清掃活動に必要な物品購入などに充てる。