渋谷駅ハチ公前広場で12月1日、イルミネーションが点灯した。主催は渋谷道玄坂商店街振興組合。
毎年冬に点灯している同所のイルミネーション。今年は昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため規模を縮小して実施する。イルミネーションを装飾するのはハチ公前広場周辺のみで、シャンパンゴールドのLED電球約5000球をあしらう。
同日行った点灯式で同組合の大西賢治理事長は「なかなか大きく派手にはできないが、ハチ公前広場だけは渋谷の顔ということで、きれいに明るくしていきたいとイルミネーションをさせていただいた。コロナ(の状況)はまだいろいろな動きはあるが、たくさんの方に来ていただけるようになった。皆さんがもっと自由に渋谷を楽しんでもらえるよう環境整備に尽くしていきたい。慣れてしまったかもしれないが、皆さんもマナーを忘れずにイルミネーションを楽しんでいただければ」とあいさつ。
長谷部健渋谷区長は「コロナ禍ではあるが、渋谷から元気を発信していくという意味では、イルミネーションが続いていくことは大変重要だと思う。思い切って楽しめる状況ではないが、渋谷らしい年末、健康でマナーのある街として盛り上がっていただければ」と続けた。
MCを務めたタレントの田原可南子さんは「渋谷は通学路として10年間通った思い出の街」と感慨深げに話し、「ご家族ご友人恋人など、大切な人と3密を避け、ソーシャルディスタンスを取って渋谷の街を彩るイルミネーションをお楽しみいただければ」と呼び掛けた。
点灯時間は16時~23時。2021年1月31日まで。