渋谷モディ(渋谷区神南1)内のアニメーションの体験型施設「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」エスカレーター付近で現在、東京都によるアニメ資料の展示が行われている。
2003(平成15)年から、一般社団法人日本動画協会と連携し、会員各社が所有するセルアニメなど資料を「良好な環境で」保管し、状態に応じて観光資源や人材育成資料などとして活用する「アニメアーカイブ事業」を行っている東京都。アニメーション産業の発展や振興を図るとともに、アニメの魅力を発信し観光客誘致へつなげることを目的としている。
資料の展示は年に1回行っていたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止していた。2年ぶりの開催となる今年は、手塚治虫原作のロボットアニメ「ASTRO BOY 鉄腕アトム」、近未来の東京を舞台に「ロボットのお巡りさん」の日常や活躍を描く「機動警察パトレイバー」、藤島康介さんによる女性警察官のコンビを主人公とするコメディー「逮捕しちゃうぞ」の3作品のレイアウト、原画、シナリオ、企画書、台本、絵コンテ、セル画などの制作資料を展示する。
併せて、アニメーションの歴史や、アニメーション制作の流れをパネルで紹介している。
開催時間は11時~20時30分。入場無料。12月19日まで。