ストリートダンスの祭典「Shibuya StreetDance Week 2021」が11月22日から、オンラインで開催される。主催は公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、渋谷区商店会連合会、渋谷道玄坂商店街振興組合、東急、パルコで構成する実行委員会。
芸術文化としてのストリートダンスの確立や、渋谷の街が「東京の文化拠点としての地位を確立すること」などを目的に、「ストリートダンサーの聖地」である渋谷で2015(平成27)年から開催している同イベント。代々木公園や渋谷駅ハチ公前広場など渋谷の街なかを舞台に展開していたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けてオンラインで実施した。
オープニングには、ダンスカルチャーが教育や福祉など社会活動の一環として広がりを見せていることや、パリオリンピックでブレイキン(ブレイクダンス)が種目に登録されるなど注目が高まっているなか、同祭では「ダンスが持つ社会的影響力」に着目しトークセッションを行う。ウェルビーイングをテーマにしたセッションには、長谷部健渋谷区長や振付師・牧野アンナさんらが登壇。ラッパー、シンガー・ソングライターなどで活動するSKY-HIさん、ダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」発起人カリスマカンタローさんらは「仕事としてのダンスエンターテインメント」について語る。
以降は、ダンサーによる子ども向け・ヒップホップなどのダンスレッスン、キッズダンスバトル、20組の若手ダンサーによるショーケース、テーマソングである音楽ユニット「Def Tech」のMicro(マイクロ)さんの楽曲「It’s your boy」の振り付けを覚えて、出演者と踊る参加型プログラム、次世代のルーキーの育成・発掘を目的とした高校生対抗ストリートダンス選手権などを展開する。
同イベント公式ユーチューブチャンネルで配信する。今月28日まで。