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渋谷ストリームでイルミ点灯 コロナ終息に向け「希望に満ちたプリズム」

18日からスタートする渋谷ストリーム大階段のイルミネーションが、17日に報道向けに先行点灯した。

18日からスタートする渋谷ストリーム大階段のイルミネーションが、17日に報道向けに先行点灯した。

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 渋谷ストリーム(渋谷区渋谷3)で11月18日、ウインターイルミネーション「WINTER PRISM OF LIGHT(ウインター プリズム オブ ライト)」の点灯が始まる。

一つの大きなプリズムに見えるユニークなイルミネーション

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 新型コロナ感染の先行きの見えなかった昨年は「願いと祈り」をテーマにしたが、今年は「明日へつながる未来への希望」をテーマにした。渋谷ストリームの小笠原唯さんは「コロナ禍で悩み続けた2年間。昨年はただただ平和を祈るのみだったが、緊急事態宣言が明けて飲食店も再開し、客数も7割ほど戻ってきている。ようやく明るい未来が見えてきた」という思いを込めてイルミネーションのテーマを決めたという。

 渋谷川沿い稲荷橋広場に面した大階段では、「希望」に満ちたカラフルな光のプリズムを表現した三角形の電飾「PIECE of PRISM(ピース オブ プリズム)」が階段上に複数配置され、約30秒間の光と音のショーが展開される。一見ランダムに見える複数のプリズムだが、ある特定の場所から眺めると、バラバラだった各プリズムが一つの巨大なプリズムに合体して見えるという仕掛け。「小さなプリズムを小さな希望と捉えてもらい、一人一人の希望を集めると、一つの大きな希望の光になる」と小笠原さん。

 館内2階の貫通通路には、頭上の吹き抜け部にカラフルな電飾「PRISM SKY(プリズム スカイ)」が設置され、手持ちのスマートフォンと連動する非接触体験型のイルミネーション演出が楽しめる。館内に掲出されているQRコードをスマートフォンから読み込み、特設サイトにアクセスすると、「Smile」「Dream」「Peace」「Love」「Friends」の5つのキーワードが表示される。好きなキーワードをクリックすると、キーワードの世界観に合わせた光と音の演出が約15秒間続く。2018(平成30)年の開業以来、利用者が楽しめるインタラクティブなイルミネーションを展開しているが、昨年からはスマートフォンを活用し、「非接触型」の体験型イルミネーションを取り入れるなど、コロナ禍ならではの仕掛けや工夫を凝らす。さらに3階に設置されたプリズムには、コロナ禍で悩み苦しんだ飲食店舗や、同施設スタッフらがメッセージを手書きし、新型コロナの早い終息と明るい未来を願う。

 大階段と館内のほか、稲荷橋広場には、シャンパンゴールドのLEDとオーナメントで彩られた高さ約10メートルのシンボルツリー。さらに渋谷ストリームから渋谷ブリッジ(東1)までを結ぶ、渋谷川沿いの遊歩道「渋谷リバーストリート」約400メートルには、1本300球のLEDで装飾された「つらら」状のイルミネーション86本を設置し、ライトアップする。

 「家族や恋人など特別な方に来ていただいて、イルミネーションを楽しんでもらうのはもちろんだが、日常動線としてここを使っている通りすがりの方にも、この音や光を通じて未来へ希望を感じてもらえれば」(小笠原さん)とメッセージを寄せる。

 大階段・館内2・3階吹き抜け部の点灯時間は11時~23時。2022年2月28日まで(渋谷リバーストリートの点灯は16時30分~23時、2月20日まで)。

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