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渋谷ハロウィーン、混雑するも仮装姿はまばら 密を避け感染を警戒する来街者も

渋谷駅前交差点で仮装姿がまばらな歩行者の誘導に当たる警察官

渋谷駅前交差点で仮装姿がまばらな歩行者の誘導に当たる警察官

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 コロナ禍の中で2回目となるハロウィーン本番を迎えた渋谷駅周辺は多くの人で混雑したものの、仮装姿の人はまばらで、密を避け感染を警戒する来街者の姿も見られた。

渋谷センター街・バスケットボールストリート入り口付近

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 Agoop(アグープ)のデータによると、30日21時台の平均人口は、1週間前(23日21時)の渋谷駅(半径500メートル)と比べて2.7%減、渋谷センター街で21.8%増。1年前(2020年10月30日21時)の渋谷駅(半径500メートル)と比べて6.1%増、渋谷センター街で8.3%減だった。

 例年交通規制が行われる渋谷駅前交差点では今年も大勢の警察官が歩行者の誘導に当たったが、斜め横断禁止の措置は昨年に続いて取られなかった。さらに、渋谷センター街周辺10カ所に設置した監視台から警備員がメガホンで、「立ち止まらないでください」と呼び掛けた。仮装姿の人が少なかったこともあり、立ち止まって撮影する姿も例年に比べて少なく、人だまりができにくい状況だった。それでも、ハチ公前広場やセンター街のバスケットボールストリートは密な状態が続き、マスクをしていない来街者も少ないながら確認された。

 これまで何度か訪れているという大学生(19)は「人は多いが仮装している人の割合が少ない分、ハロウィーンらしさも少ない印象。マスクをしていない人もいて、結構『密』は感じる。マスクは着けて、店に入ったらこまめに消毒している」と、注意しながら楽しんでいると言う。

 新型コロナウィルス感染を心配し、混み合うバスケットボールストリートを避け、並行する井の頭通りを選ぶ人の姿もあった。3年ぶりに訪れたという親子の母親は「人数は(以前より)少ない印象だが、思ったより密だったので、ここ(井の頭通りの「イケア」前)にいる。交差点は混雑していて怖かった」と言う。友人と訪れた20代女性は「密になっているので、こっち(井の頭通り)に来た。今年初めて来たが、混みすぎていて歩きづらい。来年はおうちで仮装した方がゆっくりできそう」と話していた。

 「渋谷ハロウィーンが面白いと聞いたので、ぜひ見てみたいと思い初めて来た。中国にはない光景。今年は見るだけだが、来年は、ぜひ仮装して参加してみたい」と話す中国人留学生(20)の姿もあった。

 渋谷区は11月1日5時まで、規制エリア内での路上飲酒を禁じているほか、30日・31日は、コンビニエンスストアや百貨店、小売店などに酒類の販売自粛を要請していた。

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