10月31日のハロウィーン本番を控え、渋谷区では29日、渋谷駅周辺の路上での飲酒の規制を始めた。
28日の東京都のコロナ陽性者数は21人と、8月のピークから約2カ月間で100分の一以下まで減少。25日から東京都内の飲食店や百貨店などの商業施設に対する時短営業の要請も解除され、初の週末を迎える。今年のハロウィーンは休日と重なるため、区では「人出が増えてトラブルが起こるのでは」と警戒を強め、29日夜から区職員が駅周辺のパトロールを行い、「路上飲酒の禁止」を呼び掛けた。
路上飲酒の規制は、29日=18時~24時、30日・31日=24時~翌5時と18時~24時、11月1日=24時~翌5時。さらに30日・31日は、コンビニエンスストアや百貨店、小売店などに酒類の販売自粛を要請する。
29日、駅周辺では18時過ぎ頃から仕事帰りの人や若い人が徐々に増え始め、飲食店などが集まるセンター街へ繰り出す人々の姿が目立った。一方で仮装する人の姿はまばらだった。
ハロウィーン本番を迎える週末、区では街なかの10カ所に監視台を設置し、100人体制で自主警備を行うほか、警察とも連携する。