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JR渋谷駅・山手線内回りで線路切り替え工事 大規模工事に作業員3300人

JR山手線内回りホームの工事風景(23日午前中)

JR山手線内回りホームの工事風景(23日午前中)

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 駅改良工事が進められているJR渋谷駅で10月22日終電後~25日初電にかけて、山手線内回り線路切換工事(ホーム拡幅)が行われている。山手線内回りの池袋~渋谷~大崎間は23日・24日の両日運休し、運転見合わせ時間がJR東日本発足後、過去最長の約52時間に及ぶ大規模工事となる。

恵比寿方面の線路切換工事の風景

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 同社が2015(平成27)年から進めてきた渋谷駅改良工事の全5ステップのうち3回目となる今回の線路切り替え工事は、山手線関連工事としては初となるもの。渋谷駅周辺で進む再開発に合わせ、乗り換えの利便性向上や駅構内の混雑緩和、バリアフリーなどを目的に、一連の工事を通じ、これまで内回り・外回りの2面に分かれていた山手線のホームを1面2線化(島式)し、ホーム幅員を最大16メートルまで拡幅する計画だ。

 22日終電後に始まった工事では、内回りの線路を東側(埼京線側)に移設し、山手線内回り側のホームの幅員を最大5.1メートル拡幅。昨夜から作業に入り、東日本旅客鉄道の建設工事部大規模開発PT課長・芹澤卓哉さんは「現在順調に工事が進んでいる。お客さまにはいつもと違うルートでご利用いただくことになるが、ご協力を頂き、安全工事を進めながら月曜日の朝を迎えたい」と言う。工事作業員の総数は3300人で、同時に800人が工事に関わる。内回りのホーム拡幅に伴い、ホームは約700平方メートル広がりラッシュ時などの混雑緩和も見込まれる。

 23日に報道陣に公開された現場では、恵比寿方面の内回り線路をリフトで持ち上げ、工事作業員が一斉に声を掛け、人力で重い線路を少しずつ横へ移動する作業風景を公開。続いて、運休中の内回りホームでは、埼京線と山手線外回りの運行を続ける限られたスペースの中で、ホームの拡幅に向けて、数百人の作業員が同時に作業を進めている様子が見られた。

 次回は外回り線路を西側に移設し、さらにホームを拡幅して島式ホームの供用が始まる予定。時期は未定。

 計画運休では現在、内回りは池袋~渋谷~大崎間が運休し、大崎~東京~池袋間で本数を大幅に減らして運転(池袋で折り返し運転)。外回りは、大崎~渋谷~池袋間で本数を減らして運転している(一部、大崎駅で東京方面に折り返し運転)。埼京線は新木場~大崎~赤羽間を増発するほか、湘南新宿ラインは通常運転。山手貨物線の線路を使い、品川~新宿間で臨時列車も運転(品川・恵比寿・渋谷・新宿に停車)しており、25日初電からは通常運行に戻る予定。

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