Eコマースプラットホーム「メルカリShops(メルカリショップス)」の本格提供を始めたソウゾウ(港区)がサービス開始同時となる10月7日、渋谷駅周辺の空き店舗を活用したシャッター広告を始めた。
シャッターに掲出するQRコードから商品購入ページにアクセスできる
個人・法人問わず、誰でもフリーマーケットアプリ「メルカリ」アプリ内にネットショップを開設することができる同サービスは、続くコロナ禍で、オフラインの店舗が「厳しい現状」から開発。「かんたんで、売れる」をコンセプトに、スマートフォンでショップを作れることを強みにする。本格提供に合わせ今月13日まで、渋谷センター街内など渋谷駅周辺で空き店舗でシャッター広告を渋谷駅周辺で展開している。「メルカリショップス」に出店する地方事業者の店舗などを「再現」したデザインに仕上げている。
シャッター広告は、渋谷センター街エリアなど、コロナ禍の影響などにより空いている店舗4カ所で展開。創業180年の「遠藤味噌(みそ)醤油(しょうゆ)醸造場」、トマト農園「まるかじり農園」など、「メルカリショップス」に実際に出店をしている地方の店舗を再現したデザインで、実際の店舗や生産者らの姿、販売している商品などを描いている。
メルカリショップスは7月28日、農家や漁師、ハンドメード作家、地方の特産品、アパレル・雑貨など、クリエーターや生産者、小規模事業者を中心に先行出店の申し込みを受け付け、試験提供を行っていた。6割弱ほどが初めてECショップを開設した事業者だったほか、約6割以上が地方からの取り引きなどの特徴が見られ、開設1カ月で月商1,000万円を超えた事業者もいたという。
本格提供開始に伴い、酒類の販売(免許の提出を求める)にも対応し始め、今後取り扱い可能な商品の幅も順次拡大するという。配送料金が全国一律で匿名配送が可能な「メルカリ」独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」の対応も始めた。
初期費用・月額利用料無料。12月31日(23時59分まで)までは、通常10%掛かる販売手数料も無料にし、「日本のEC化」の推進を図る。商品購入者には今月20日(23時59分)まで、購入イン額の一部をポイント還元する。