カルチャーの祭典「P.O.N.D.」が10月8日から、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)で開催される。
2011(平成23)年から旧渋谷パルコを舞台に開催していた「シブカル祭。」が前身となり、昨年初開催された同イベント。イベント名には、「Parco Opens New Dimension=常に新しい次元を切り開いていくイベントでありたい」という思いを込めている。
今年は、「TRANSFER=移ること、伝わること。」をキーワードに、アートや映像、音楽などのクリエーターたちが、館内のギャラリーで展覧会、オンライン展示、ポップアップショップ、配信ライブなどを展開する。
渋谷公園通り側の正面エントランスでは、Akari Uragamiさんの染織・編みによるソフトスカルプチャーの「巨大な」立体作品が来店客を迎えるほか、「PARCO MUSEUM TOKYO」ではさまざまなジャンルのクリエーター20組、「GALLERY X」ではデジタルアートの分野で活動する7人の作品をそれぞれ展示。
「COMINGSOON」では、アーティストや写真家、イラストレーターなどのクリエーター30人が「TRANSFER~どこかの国/空間をイメージした“お土産マグネット”」をテーマにしたマグネット作品を展示・販売。コンセプトにちなんだフードの販売も予定する。
今月15日には、ミニシアター「WHITE CINE QUINTO」で日本未上映、未ソフト化の海外傑作映画を上映する特集上映イベント「サム・フリークス」のアーカイブ上映会を行う。
地下1階のカレー店「Good Luck Curry」では、バンドYogee New Wavesのドラマーで「カレー好き」の粕谷哲司さんとコラボレーションしたカレーを提供する。味は、「タコねぎキーマ×砂肝のラッサムの合いがけカレー」(8日~12日)と、「まぐろのトリッパカレー×かさごの出汁(だし)カレー合いがけカレー」(13日~17日、各1,430円)を用意する。
ペンギン通りとオルガン坂をつなぐ歩行者専用通路「ナカシブ通り」にはアーティスト6人のフラッグを掲出。館の西側、SIGN通り側の6メートルを超える外壁には、名古屋を拠点に活動するペインターvugさんと、イラストレーターIDeeezさんによるライブペイントを行う。
初日には、10階の屋外広場などで音楽ライブを開く。音楽ユニット・水曜日のカンパネラや、美術作家の田嶋周造さんとノイズバンド「跡地」のkeit sachlichさんによるヒップホップユニット「PICNIC YOU」、小林慧多さんとKobamutaさんの兄弟ヒップホップユニット「Ross Moody」、音楽家・諭吉佳作/men(ゆきちかさくめん)さんが出演する。
開催時間は11時~20時。今月17日まで。