隣接するBunkmauraと一帯で再開発されることが決まっている東急百貨店本店(以下「東急本店」)(渋谷区道玄坂2)が2023年1月31日で営業を終了する。
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループが設立した不動産開発投資会社L Catterton Real Estate(Lキャタルトン・リアルエステート=以下、LCRE)と東急グループがパートナーシップを組み乗り出す大規模再開発「道玄坂二丁目24番土地開発計画」では、計画地に立地する東急本店を2023年春以降に解体。隣接するBunkamuraも大規模改修のため2023年4月から長期休館する計画で、「日本を代表するワールドクラス・クオリティー」の施設を目指す。
東急本店は1967(昭和42)年11月1日、渋谷駅北東に位置する旧渋谷区大向小学校跡地に開業。1934(昭和9)年にオープンした東急百貨店東横店(2020年3月営業終了)に替わり本店となり、1989(平成元)年には、隣接する駐車場スペースにBunkamuraが開業。文化施設と一体化する百貨店として、「これまで半世紀にわたり当社および東急百貨店の発展において非常に重要な役割を果たしてきた」(東急の高橋和夫社長)。
今後、営業終了に向け、「感謝の気持ちを込め、さまざまな企画を予定している」(東急百貨店)という。