カルピスのマークやテレビの天気予報で使われた影絵を手掛ける作家・藤城清治氏の展覧会「藤城清治の世界 光と影のシンフォニー」が7月17日より、東京都写真美術館・地下1階映像展示室で開催。同氏は、1924年東京に生まれ、慶応義塾大学在学中に見たジャワ島の影絵人形劇に魅せられ、影絵の制作を始めたもので、40年間続いた雑誌「暮らしの手帖」での影絵の連載など、およそ半世紀にわたり、影絵の制作と影絵劇の制作・演出を続け、89年には紫綬褒章、95年には勲四等を受章している。同展では、本人の所蔵品を中心に、戦後間もない頃のモノクロ作品から最新作までの作品を選りすぐり、約100点を展示する。入場料は一般1,200円、学生800円。9月5日まで。東京都写真美術館