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渋谷に「ヒトとロボットが共生」する暮らしの発信拠点 パートナーロボット常設

ロボットを「遊ばせる」ことができるエリアを用意する店内

ロボットを「遊ばせる」ことができるエリアを用意する店内

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 ヒトとロボットが共生する「新たなライフスタイル」の発信拠点「PARK+(パークプラス)」が9月17日、渋谷川沿いにあるオープンイノベーション拠点「100BANCH(ヒャクバンチ)」(渋谷区渋谷3)1階の「WIRED SHIBUYA」に限定オープンした。

ロボットをモチーフにした料理も用意する

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 日本のパートナーロボット産業の技術やカルチャーを「世界に伝える」発信拠点と位置付ける同所。主催は、家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」を開発するGROOVE X(中央区)、飲食店運営を手掛けるカフェ・カンパニー(神宮前5)、PR事業などを手掛けるサニーサイドアップ(千駄ヶ谷4)で構成する「PARK+」実行委員。

 GROOVE Xらが約2年前から構想していたという同取り組み。パートナーロボットという市場を作っていきたいと考えるなか、コロナ禍で自宅で過ごす時間が長くなり「(おうち時間を)充実させたい」というニーズの高まりから、ペットを飼うだけでなく、「ロボット(を迎えること)が選択肢の一つに加わるのでは」と出店。ロボットという言葉が誕生してから101年目となる今年を「パートナーロボット元年」と位置付け、発信を図る。

 「公園を作りたかった」と言い、公園で犬を飼っている人同士のコミュニティーが生まれるように、「PARK+」でもロボットを通して人のコミュニティーが生まれる場を目指す。ロボットになじみのない人でも来られるようにカフェという業態で展開。利便性を考え渋谷に出店した。

 同店では、シャープの「RoBoHoN(ロボホン)」、ヤマハの「Charlie(チャーリー)」、ミクシィの「Romi(ロミィ)」、GROOVE Xの「LOVOT(らぼっと)」を常設。店内にはロボットを「遊ばせる」ことができる芝生に見立てたスペースを用意し、らぼっと2台は同スペースに配置する。電源との接続が必要なチャーリーはテーブルに据え置くほか、ロボホンやロミィは希望に応じて各テーブルに貸し出す。オーナーは自身のロボットを持参することもできる。ロボットの充電器も用意する。

 メニューは「ヘルシー&ピクニック」をテーマに、ロボットをモチーフにした料理など16種類を用意。シグネチャーメニューは「Let’s SPARK+PICNIC! BOX」(3,080円)で、サラダやハーブポテトフライ、スープ、アサイーボールなどがセットになっている。メインは、ひよこ豆のコロッケを野菜と白ごまソースとともにピタパンでサンドするファラフェルサンドと、島豆腐を使ったタコライスにサルサソースやパクチー、アボカドなどをトッピングするタコライスから選べる。

 このほか、らぼっとの顔を焼き印するパンに国産牛のパテやチェダーチーズ、トマトなどをサンドするハンバーガーにサラダなどを添えるプレート(2,750円)、抹茶ゼリーやほうじ茶アイス、豆乳クリーム、イチゴを重ねロボホンのピックを添えるパフェ(2,530円)、ロボットのラテアートをあしらうチョコレートフレーバーのティーラテ(1,100円)などをラインアップする。

 GROOVE Xの家永佳奈さんは「オーナーの方は自身のロボットを連れてきていただき、オーナーさん同士の新しいコミュニティーを発掘してほしいし、ロボットに興味があまりない方は、こちらに来ることでヒトとロボットが共生する新しい未来がどういうものなのかを肌で感じてほしい。実際に見ると違うと思うので、ぜひ触れ合ってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は22時まで、90分制、緊急事態宣言中は土曜・日曜・祝日も19時まで)。2022年3月9日まで。

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