「ミシュランガイド東京2020」で1つ星を獲得した代々木上原のレストラン「sio（シオ）」（渋谷区上原1）による新業態レストラン「Hotel’s（ホテルズ）」が10月1日、青山通りから一本入った場所に位置する「ののあおやま」（港区北青山3）2階にオープンする。

店内の様子

　コロナ禍に伴う緊急事態宣言により、飲食店は夜の営業を自粛せざるをえなくなったなか、「sio」ではオーナーシェフの鳥羽周作さんをはじめスタッフがモーニングの時間に食べたいメニューを開発し「朝ディナー」として提供するなど取り組んできた。「次は飲食業界の新たなスタンダードを確立したい」と考え、ホテルズを開発。料理・営業形態共に、「sioチーム」がこれまで培ってきた知恵を結集させた店舗になるという。

　「架空のホテルのレストラン」をコンセプトにする同店。どの時間帯でも食事ができるホテルのレストランから着想を得て、モーニングには「スモーブローとオムレツ」、ランチにはハンバーガー、ディナーにはまき火で焼くステーキと、時間により異なるスペシャリテを用意。一日通して提供するサラダを「一押し」メニューに位置付ける。ドリンクは、食事の一皿ずつに合わせたアルコール、ノンアルコールをペアリングするほか、自家製のクラフトドリンク、「WORLD BREWERS CUP」世界チャンピオンの粕谷哲さんが監修するコーヒーなどもラインアップする。

　営業時間は8時～22時（新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて変更の可能性あり）。