テークアウトのサンドイッチ専門店「MR.3℃(ミスターサンド)」(渋谷区上原1)が8月11日、代々木上原駅近くにオープンした。
飲食店などを展開するヴィクセス(円山町)が、自社のバル「ESOLA(エソラ)代々木上原総本店」の店頭デッキスペースを活用し立ち上げた同店。「エソラ代々木総本店」の営業時間外であるランチタイムの集客を考えていたと言い、「上原の街にはなく、お客さまの喜ぶこと、コロナ禍で必要とされるものは何だろう」と考えていたなか、「売り上げが好調」である自社の食パン店「BAKERY MAKANA」(狛江市)のサンドイッチに着目。テークアウトであれば、費用も抑えられると判断し二毛作営業を始めた。「コロナ禍でなければ思いもつかなかったし、やる予定もなかった。とにかく時代に合わせて変化を楽しむことが大切」(同社)。店名は、同社社長がロックバンドMr.Childrenが「大好き」なことから、「Mr.」と「C」を使った名前を考案した。
サンドイッチには、北海道の十勝加藤牧場のジャージー牛乳と道産の小麦「ゆめちから」を使った食パンや、「パンの良さを引き立てるように軽めの」生クリームを使うほか、フルーツは「旬のもの」も取り入れられるよう業者と連携を取っているという。
サンドイッチは、たまごサンド(300円)やBLTサンド(390円)、メンチカツサンド(390円)、ハムチーズレタスサンド(390円)、ビーフパストラミオムレツサンド(450円)、シャインマスカットやミカン(以上650円)、イチゴ(450円)、ミックスフルーツ(550円)など、常時10種類以上用意。随時新作を導入するほか、今後はサラダや前菜なども販売し、デリカッセンの要素も取り入れようと考えているという。客単価は900円~1,000円。
11時オープンで無くなり次第終了。現在は土曜・日曜・祝日定休。