Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)は9月3日、小学生を対象とした初心者向けのバスケットボール教室「Jr.SUNROCKERS」を開校する。
「バスケットボールを通じたスポーツの楽しさや喜びを体験すること」を目的とした同スクール。SR渋谷ではU12などのユースチームも運営しているが、かねて「裾野を広げたい」「バスケットボールを通じて地域に貢献できたら」と考えていたことから同スクールを立ち上げた。経験者向けのスクールは他にもあることから、「楽しむことが大事」と(男女問わず)小学生にしぼり初心者や経験の浅い子を対象にする。
SR渋谷の強化育成部主任の松岡亮太さんは「始めの一歩として『Jr.SUNROCKERS』を選んでもらえたらうれしい。バスケットをする時間を楽しんでもらい、(スクールをきっかけに)中学に進学したときにバスケ部に入ろう、SR渋谷の試合を見に行ってみようなど、バスケットに関わっていく人が増えたら」と期待を込める。
メインコーチを務めるのは丹治万葉(かずは)さんらJr.SUNROCKERSの専任コーチ。丹治さんは1999(平成11)年生まれ。プレーヤーとしてバスケットボールをしていた経験もあり、現在は自身でバスケットボール教室を運営するなどしている。将来的に、ユースチームやプロチームにもつなげていきたいことから、SR渋谷でもプレーをしていた元プロ選手で、現在SR渋谷U15とU12のヘッドコーチを務める秋葉真司さんが監修を務める。プロチームの試合観戦や選手との交流なども企画していく予定。
丹治さんは「まずバスケットがどういうものかを知ってもらい、小学校が違う子もいるなかでも仲間意識を持って応援するなど、そういうことも含め楽しんでもらいたい」と話す。スクールで実施する内容について秋葉さんは、「ニーズも含め考えていくが、バスケットを通して体を動かすことが好きになることや、コロナ禍もあり家の中で過ごす時間が増えていることもあるので、家の中でもできることをも含め教えて行けたら」と考える。4月にSR渋谷に「戻ってきた」秋葉さん。「プレーヤーとして所属していたチームに戻ってこられることはなかなかないことだと思う。すごくありがたく、幸せなこと」とも。
第1弾となる今回開校するのは「渋谷校」となるが、今後、渋谷区を中心に活動区域である都内にスクールを広げていきたい考え。
渋谷校の会場はひがし健康プラザ(渋谷区東3)。練習日毎週金曜日、時間は低学年(小学1年~3年)=16時30分~17時30分、高学年(同4年~6年)=17時30分~18時30分。月謝は6,000円。応募締め切りは8月16日。