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代官山にブラウニー専門店「ファットウィッチベーカリー」 関東の旗艦店に

ファットウィッチベーカリー代官山(東京)の店長・初波志帆さん

ファットウィッチベーカリー代官山(東京)の店長・初波志帆さん

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 米ニューヨーク発のブラウニー専門店「Fat Witch Bakery(ファットウィッチベーカリー)」が8月9日、東京初の旗艦店を代官山ヒルサイドテラス(渋谷区猿楽町)にオープンした。

フレーバー毎に個包装されたブラウニー

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 ウォール街で働いていた創始者パトリシア・ヘルディングさんが、仕事の息抜きに作っていた母親直伝のブラウニーが同僚たちの間で評判となり、1998年、ニューヨークのチェルシーマーケットにブラウニー専門店を開業。その後、パトリシアさんが描いた「魔女」のイラストをシンボルとするブラウニーは、ニューヨーカーや観光客に知られる存在となる。

 2015(平成27)年、業務用の冷凍パイ生地などの製造販売を手掛ける「リボン食品」(大阪市淀川区)とライセンス契約を結び、2016(平成28)年に京都・下鴨、2018(平成30)年に大阪・心斎橋に、それぞれショップをオープン。東京進出について、代官山店の初波志帆店長は「今まで関西圏を中心に展開してきたが、『関東にも出店してほしい』というお客さまからの声が以前から多く、心斎橋店の移転という形で東京出店を実現した」という。今後、関西の拠点は「下鴨」、関東は「代官山」という2店舗体制で展開していく。

 東京の拠点として「代官山」を選んだ理由について、「心斎橋は観光客中心だったが、下鴨はひっそりたたずむショップで地元から愛されている。東京進出に向け、人の多い繁華街ではなく、下鴨に近い、落ち着いた代官山エリアに決めた」という。

 同ブランドのブラウニーは、ギラデリ・チョコレートを使い「濃厚でしっとり」しもので、正方形にカットし、手づかみで食べやすくしているのが特徴。商品構成はブランドの原点である「ファットウィッチベイビー」、チョコチップが入った「ブロンドベイビー」など、NY店の定番商品「BASICS(ベイシック)」6種、濃い抹茶の苦みが利いた「抹茶ベイビー」、あんを練り込んでもっちり食感の「白あんベイビー」など、日本発の商品「WABI.SABI(ワビサビ)」6種。「アールグレイベイビー」「カカオベイビー」「ゆずベイビー」など、期間限定で発売した商品やファン考案の商品をカテゴライズした「COLORS(カラーズ)」6種のフレーバーを定番として扱う(各378円)。

 そのほか、ブラウニー生地を練り込んだスイーツパン「ファットウィッチ バブカ」(1296円)、パイ生地とブラウニーをねじって焼いた「ブラウニーパイ(6本入り)」(1512円)、「ブラウニーウィッチップス」(540円)、「グラノーラ」(1296円)など焼き菓子もそろえる。

 同店では来店自身がブラウニーを一個一個かごに入れてレジまで運ぶピックアップシステムを初めて導入。別に販売するオリジナルの箱と組み合わせることで、ギフトや土産需要にも対応する。

 「当店のキャラクターは『魔女』なので、ハロウィーンに力を入れている。夏のオープンだが、まずは代官山の皆さんへのごあいさつと考えており、秋までに気に入ってもらえれば」と地元客の定着を目指す。

 営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。月曜定休。

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