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パルコ「アクロス」編集室、定点観測40年の記録まとめた新著

「ストリートファッション 1980-2020―定点観測40年の記録」

「ストリートファッション 1980-2020―定点観測40年の記録」

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 パルコ(渋谷区神泉町)のファッションとカルチャーのシンクタンク部門「ACROSS(アクロス)」編集室は8月12日、新著「ストリートファッション 1980-2020―定点観測40年の記録」を発売する。

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 アクロスはパルコのテナントオーナー向けのマーケティングレポート「PARCOレポート」を前身に、1977(昭和52)年に定期刊行物「月刊アクロス」として創刊。建築学者・民俗学研究者・今和(こんわ)次郎さんが提唱した「考現学」に基づき、1980(昭和55)年に渋谷・原宿・新宿の3拠点で若者とファッションを観察・分析するフィールドワーク「定点観測」を開始。以来、毎月第1土曜に観測を続け、2000(平成12)年からはウェブマガジン「WEBアクロス」上で観察リポートを掲載してきた。

 27年ぶりの書籍となる同書は、「ストリートファッション 1945-1995」(1994年)の続編で、昭和~平成~令和の若者とファッション・カルチャーの変遷を、写真とインタビューのエビデンスとともに再編集した。

 40年間で集めた約3万人のデータの中から、約180人の路上でのスナップをはじめ、1対1で対話するデプスインタビューから見えてきた「若者たちのリアルな姿」、着用していた服、愛読していた雑誌などを紹介。「カラス族」「渋カジ」「裏原宿」「コギャル」「森ガール」「シティボーイ」など40の流行現象の解説もするほか、「定点観測」の具体的な方法や意義についても論じている。巻末にはパルコが創業した1969(昭和44)年から昨年までの年表も掲載する。

 価格は3,080円。

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