東京オリンピック開会式当日を迎えた7月23日、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」が展示飛行し、国立競技場上空に五輪マークを描いた。
12時20分過ぎに入間基地を離陸したブルーインパルス6機は、1番機を先頭に三角形の隊形で飛行する「デルタ隊形」で飛行。東京都庁上空を通過し、12時40分ごろには渋谷からもその姿を確認。東京タワー、東京駅、東京スカイツリーを通過し再び渋谷かいわいに戻り、開会式が行われる国立競技場上空で、青・赤・黄・緑・黒の5色で五輪マークを描いた。
かねて展示飛行が告知されていたことから、一目見ようと午前中から人が街に繰り出し、ブルーインパルスが見えると所々雲に覆われた上空を見上げ、カメラでその姿を追った。12時45分過ぎに五輪マークが上空に描かれると感嘆の声が上がり、拍手も起こった。
ブルーインパルスが国立競技場上空でカラースモークによる五輪マークを描くのは1964(昭和39)年の東京五輪以来で、オリンピックにおけるブルーインパルスの飛行は、同大会、1998(平成10)年の長野五輪に続く3度目となった。
開会式は20時~23時30分。