喫茶店「不純喫茶ドープ」が7月10日、ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)2階のフードエリア「GOOD MEAL MARKET」にオープンした。
「役目を終えたものに色を加えて面白いものに昇華する」事業を展開するwackwack creative(千代田区)が手掛ける同店。オーナーの高齢化やコロナ禍を背景に「名店も含め閉める純喫茶が多かった」なか、「空間を生かせたら面白いのでは」と、昨年7月に35~40年ほど営業していた中野の喫茶店跡にオープンしたのが始まり。
3店舗目となるラフォーレ原宿の店舗は、約半年(予定)の限定出店となる。初のクリームソーダスタンド業態で、店内にはスタンディング用のハイテーブルを約10台設置。店頭には食品サンプルを飾るケースを置き、ロゴになっているサクランボのネオンサインを装飾。クリーム色と茶色の「プリンカラー」に仕上げた店内には、古道具店で購入したチェストや、同社社長・井川裕介さんの祖母の嫁入り道具だったという振り子時計などを飾っている。
5種類をラインアップするクリームソーダは、ソーダやイチゴなどに加え、ミックスジュースを同店限定で提供。現在は緊急事態宣言に伴い提供していないが、焼酎入りの「クリームソーダハイ」も扱っている。硬めで「ほろ苦い」カラメルソースの「昭和プリン」(以上、各640円)は、すし折のような見た目の土産用(3個入り、1,800円)も用意。Tシャツなどのオリジナルグッズや皿などの「喫茶店アイテム」も販売する。
オープン後は20代の女性を中心に来店しているという。
現在の営業時間は11時~20時。