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代々木公園に巨大な「誰かの顔」 現代アートチームが企画

アートチーム「目」による「まさゆめ」

アートチーム「目」による「まさゆめ」

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 代々木公園で巨大な「誰かの顔」をかたどった気球のような作品が7月16日に浮かべられた。主催は東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京。企画は現代アートチーム「目」。

浮かび上がらせる準備

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 オリンピック(五輪)・パラリンピック(パラ)が開催される東京を文化の面から盛り上げる「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核事業として実施する、国内外から応募のあった2436件の中から選定された13の企画「Tokyo Tokyo FESTVALスペシャル13」の一つ。当初、昨年実施を予定していたが、東京五輪・パラの延期、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け延長となっていた。

 「まさゆめ」と題する同プロジェクトは、「目」のアーティスト荒神明香(こうじん・はるか)さんが中学生の時に見たという夢に着想を得ている。2019年3月~6月に年齢や性別、国籍を問わず世界中から募集した「顔」写真の中から選ばれた「実在する一人の顔」を作品にし東京の空に浮かべる企画。作品の大きさはおおよそビル6~7階分。実際に選ばれた顔のモデルや浮上方法は作家の意向で非公開となっている。

 作品は朝に一度浮かべられるも風の影響がありその後長時間上げられず。SNSなどで企画を知った人たちが日中から訪れ「いつ上がるのか」とスタッフに尋ねる姿も見られた。終了予定の20時が迫るなか、ライトアップされた作品が浮かぶと「これが見たかった」「思った以上に大きい」などの声が聞かれたほか、「顔がこっちを見ている、怖い」と言う子どもの姿も見られた。

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