渋谷のセルリアンタワー東急ホテル(渋谷区桜丘町)2階に6月28日、ホテル(東急ホテルズ)直営の日本料理店「Japanese Cuisine 桜丘」がオープンする。
1月にコロナ禍を背景に閉店した日本料理店「金田中 草(そう)」跡に出店する同店。2018(平成30)年~2019年ごろのピーク時には利用客の約8割がインバウンド利用だった同ホテルが、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けるなか、中長期的にインバウンド需要が回復することに期待を込める。
店舗面積は567平方メートル。席数は84席と「金田中 草」の頃から約30席減らし、席の間隔を広くした。5部屋用意する個室(2~8人用4室、4~6人よう1室)には「低濃度オゾン自動噴出器」を設置する。
ユネスコ無形文化遺産である日本料理という文化を世界に発信することを目指し、素材を生かした会席料理を提供。看板メニューとして、焼いた石に注いだ茶の上記で野菜や肉を蒸し上げる「茶煙蒸(ちゃえんむし)」(ランチ7,000円)を用意。その他のメニューは、ランチ=牛肉香味重(3,500円)や彩食かさね弁当(4,500円)ほか、ディナー=茶煙蒸コース(1万5,000円)、会席「藍」(2万円)ほか。新設する天ぷら専用のサテライトキッチンでは、天ぷらのコース(ランチ7,000円)や会席(ディナー1万5,000円)を提供する。
同店に先駆け、地下2階の能楽堂に隣接した場所で営業していた料亭「セルリアンタワー金田中」跡に料亭「セルリアンタワー数奇屋」を直営でオープンしている。ホテル内で「最高の特別室」として1日昼夜各1組限定の完全予約制の営業となっているが、想定以上に稼働率が高いという。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~22時(政府および東京都からの要請などにより変更となる可能性有り)。