デンマーク発E-BIKEブランド「MATE.BIKE(メイト.バイク)」の旗艦店「MATE.BIKE TOKYO」(渋谷区恵比寿東、TEL 03-6277-3987)が恵比寿にオープンして間もなく3カ月を迎える。経営は国内総代理店のTeamMate.(同)。
E-BIKEはスポーツバイクに電動アシストユニットを搭載した電動自転車。2016年にデンマークの姉と弟によるきょうだいが立ち上げた同ブランドは、過度な交通渋滞や気候変動などの環境問題を背景に自転車が「より社会地位の高い」交通手段として根付くことを目的に設立された。
日本初上陸となる今回。駒沢通りに自転車人口が多いことに加え、「坂が多い」ことから、あらゆるシチュエーションで「試乗いただける」と想定し恵比寿に出店した。店舗面積は17坪。「モダンな」北欧をイメージした店内の壁面にはリサイクル素材や植物性の塗料を採用。床やカウンターには麻炭を配合するなど環境に配慮している。
販売するのは、街乗りから山道などのオフロード走行まで対応する「MATE X250」(33万円)。サイズは、高さ124センチ、全長180センチ、幅65センチで、折り畳んで持ち運びもできる(折り畳み後は同78センチ、103センチ、59センチ)。重量はバッテリーを含め28.5キログラム。タイヤは太めのオールテレーン(全地形)を採用するほか、250ワットのモーターを搭載。ギアは8段階で変えることができる。最大アシスト走行距離は80キロメートル。走行中に充電が切れても通常の自転車として走行できる。
店内にはカフェも併設し、元俳優の坂口憲二さんが手掛けるコーヒーショップ「The Rising Sun Coffee」(千葉)の豆を使うアメリカーノ(450円)、「The Rising Sun Coffee」のスペシャルティーコーヒーをエスプレッソマシンで抽出し、イギリスのオーガニックオーツミルクと合わせるオーツラテ(650円)、茶と器のブランド「HPPA STAND」(岐阜)の抹茶とオーガニックソイミルクを合わせる「抹茶ラテ」(600円)などを提供する。
オープン後の来店客は30~50代が中心で、男女比は7対3程度。密を避けたい人や「ステイホーム」による運動不足の解消、オフィスワークからテレワークになり出勤が減った人などコロナ禍を背景に利用する人も多いという。
営業時間は11時~19時。