出雲発フルーツサンド店「fufufu izumo渋谷店」(渋谷区円山町、TEL 03-6822-6138)が5月、東急百貨店本店近くの松涛文化村ストリートにオープンした。経営は飲食店運営を手掛けるJコミュニケーション(品川区)。
昨年12月に出雲で誕生した「fufufu izumo」。同社の親会社であるJホールディングス(品川区)の会長が島根出身で、島根はフルーツの特産品もあることなどから立ち上げ。昨年の夏に島根で展開する唐揚げ店の一角でフルーツサンドの販売を始めたが、好評だったことからブランドとして確立し専門の店舗を出店した。ブランド名は「フルーツサンドで笑顔になってほしい」という思いなどを込めて、笑い声の「フフフ」などから命名している。
今年2月、カフェ併設の店舗を神奈川・川崎市に出店し関東へ進出。渋谷店は4月にオープンした恵比寿店に次ぐ4店舗目となる。店舗面積はキッチン含め約8坪。タピオカドリンク店の居抜きで、カウンターや店内のレンガ調の壁面などはそのまま活用。ファサードには、ブランドカラーである水色と白の看板を設置するなどしている。
フルーツサンドは常時10~12種類程度を用意。食パンは、指定工場で作る富士の天然水仕込みの「福の生食パン」や、クリームチーズを混ぜ「甘さ控えめ」に仕上げる生クリームを使う。フルーツは安来(やすぎ)産のイチゴを中心に、一部島根県産にこだわる。現在は、「Wみかん」(580円)やパイン(420円)、宮崎産を使うマンゴー(1,200円)、焼きいも(620円)、イチゴメロン(680円)、バナナとチョコクランチの「バナナクランチ」(500円)、などを日替わりでラインアップする。
そのほか、食パンと同じ工場で作る菓子パンや総菜パン(100円)、イギリスのコーヒーチェーン「COSTA COFFEE」のコーヒードリンク(250円~)なども扱っている。客単価は1,000円程度。
チラシを配布したことなどもありオープン後は、近隣で働く人や住んでいる人の利用が中心。休日には渋谷に遊びに来た来街者も増えるという。
営業時間は11時~19時(無くなり次第終了)。