神谷浩史さんら著名声優が新型コロナウイルス感染症予防対策を呼び掛けるアナウンスが6月4日から、東急渋谷駅や駅周辺の東急グループの施設内で流れる。

　東急グループではこれまでも、構内・館内アナウンスで予防対策を呼び掛けてきたが、　緊急事態宣言が延長されたことから「あためてしっかりと伝えていきたい」と、グループの本拠地とも言える渋谷で実施する取り組み。

　「声掛けに気が付いてもらう」ことなどを目的に、声優プロダクションの青二プロダクションと手を組み、幅広い世代で認知度の高い3人を起用する。具体的には、「銀河鉄道999」の星野哲郎、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空・悟飯・悟天役などで知られる野沢雅子さん、「ONE PIECE」のトラファルガー・ロー役や「進撃の巨人」のリヴァイ役などで知られる神谷浩史さん、「呪術廻戦」の真人（まひと）や「Free！」シリーズの七瀬遙（はるか）役などで知られる島崎信長さん。

　4日から放送するのは、東急渋谷駅構内と、SHIBUYA109渋谷店（109、渋谷区道玄坂2）、渋谷ヒカリエ（渋谷2）の商業施設「ShinQs」。109は営業時間中40分に1回の頻度でランダムに流す予定。渋谷スクランブルスクエア（渋谷2）、渋谷マークシティ（道玄坂1）、MAGNET by SHIBUYA109（神南1）は準備ができ次第始めるほか、渋谷駅前スクランブル交差点に面した商業施設「QFRONT」（宇田川町）外壁の大型ビジョン下部でもメッセージ（文章のみ）を流す予定。

　アナウンス（メッセージ）内容は全員共通で、「渋谷に訪れていただいている皆さまに、私からお願いがあります。今、一番大切なことは、私たち一人一人が、感染予防を徹底することです。マスクの着用、十分な手洗い、密を避けるなど、しっかりと対策を続けていきましょう！私たちの未来のために、皆で力を合わせて今を乗り切り、いつか笑顔で会いましょう！以上、声優の●●（名前）でした」となり、時間にして30～50秒程度だという。特定のキャラクターではなく本人として呼び掛ける。

　終了時期は未定。