渋谷区は6月6日を「渋谷おとなりサンデーの日」として、渋谷版隣人祭り「渋谷おとなりサンデー」の特別企画をオンラインと渋谷のコミュニティーFM「渋谷のラジオ」で行う。
仏パリのアパートで1999年に起きた高齢者の孤独死をきっかけに、アパートの住人たちが隣人同士の顔の見える関係性をつくろうと中庭に食事を持ち寄り始めた「隣人祭り」に着想を得て、2017(平成29)年に区が始めた「渋谷おとなりサンデー」。町会・自治会の抱える「都市部における地域コミュニティーの構築・維持」の課題解決を図ることに加え、地域コミュニティーの活性化を目的に、毎年6月を「地域交流・地域活動の強化月間」と位置付け、区内各所で同時期多発的に開かれる交流イベントを後押しするなどしてきた。毎年6月第1日曜を「渋谷おとなりサンデーの日」として、キー会場でキックオフイベントなどを開いている。
コロナ禍の今年は昨年に引き続き、オンラインや渋谷のラジオなどを通じて、地域における顔見知りを作るきっかけや、ユニークな活動を知る機会を提供していく。6日の「渋谷おとなりサンデーの日」は、Zoomを活用した「オンライン地域別交流会」を開くほか、渋谷のラジオと連携しトーク番組を予定している。
渋谷区内を6ブロック(本町・初台、幡ヶ谷・笹塚、外苑、上原・富ヶ谷、中央、恵比寿)に分けZoomで行うオンライン地域別交流会には渋谷のラジオの番組「渋谷商店部」のナビゲーターも参加し、地域に密着したさまざまな情報交換を行う。事前申し込みは不要で、誰でも参加できる。当日のプログラムはホームページで確認できる。
渋谷のラジオでは6日9時~16時55分(予定)、トーク番組を放送。渋谷にゆかりある人々をゲストに迎え、地域交流の新しい形について語り合う。9時からの開会宣言、「おとなりさんトーク」に続き、11時からは、歌手・俳優で渋谷区名誉区民の井上順さんと長谷部健渋谷区長が、14時からは、クリエーティブディレクター・渋谷のラジオ名誉局長の箭内道彦さんとフリアナウンサーの平井理央さん、長谷部区長が、それぞれスペシャルトークを繰り広げる。
6日の特別企画に加え、6月はオンラインお茶セミナーなど、区内のさまざまな活動主体によるオンライン交流企画が予定されている。