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広尾「ディーン&デルーカ」、独・屋内垂直農法で育てる野菜販売開始

「ディーン&デルーカ広尾」店内で販売が始まった「インファーム」の野菜類

「ディーン&デルーカ広尾」店内で販売が始まった「インファーム」の野菜類

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 ドイツ発・屋内垂直農法「Infarm(インファーム)」で育てる野菜の販売が5月28日、広尾の食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ)広尾」(渋谷区広尾5)で始まった。

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  2013年に独ベルリンで創業したInfarm -Indoor Urban Farming GmbH(以下、Infarm)社が展開するインファームは、IoT(モノのインターネット)や機械学習技術を活用したユニットで野菜を栽培する農法。

 今年1月、表参道・青山通り沿いの商業施設「AO」地下1階のスーパーマーケット「紀ノ国屋インターナショナル」(港区北青山3)を皮切りに、紀ノ国屋4店、「サミット」1店に導入。国内でスーパーマーケット以外での取り扱いは「ディーン&デルーカ」が初めてとなる。

 同店内には野菜を栽培するユニットは設置せず、「HUB」と呼ぶ独Infarm社の100%子会社のInfarm-Indoor Urban Farming Japan(渋谷区渋谷2)の都内の拠点で栽培した野菜を仕入れ販売。野菜は同社のスタッフが週に2度搬入する。取り扱うのは、イタリアンバジル・パクチー・レッドソレル・わさびルッコラ(各257円)。根が付いたまま販売する。

 「ディーン&デルーカ」では、デリの野菜の一部をインファームで育てたものに変更する。パクチーを使うのは、「レバノン風ポテトサラダ」(562円)や「パクチーシュリンプ」(702円)、「スパイスポテトサラダとフムスのサンドイッチ」(691円)など。バジルを使うのは、「海老(エビ)とバジルのアボカドグラタン」(594円)、「枝豆のフムス」(454円、以上各100グラム)。

 紀ノ國屋などでは野菜のみの販売で、野菜を使った料理の販売は初めてとなる。本国ドイツなどでは、店内で収穫した野菜をそのまま料理に使うケースもあることから、日本国内でもレストランなどへの導入も目指している。

 ディーン&デルーカ広尾の営業時間は8時~21時。

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