渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)の北側、東京メトロ銀座線上部に7月15日、新たな歩行者動線「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ(以下、ヒカリエデッキ)」が誕生する。
ヒカリエデッキは渋谷ヒカリエの3階・4階と接続し、宮益坂と並行して整備された歩行者デッキ。全長は約190メートルで、面積は約3020平方メートル。ヒカリエデッキを経由することで、渋谷駅から宮益坂上までスムーズに移動できるようになる。将来的には、ヒカリエデッキから、渋谷駅地区駅街区開発計画(渋谷スクランブルスクエアなど)で銀座線渋谷駅上部などに整備される歩行者デッキと渋谷マークシティを経由することで、宮益坂上と道玄坂上を一度も地上に降りることなく移動できるようになる。ヒカリエデッキは渋谷駅東西をつなぐ歩行者動線「スカイウェイ」の一部として先行オープンするもの。
ヒカリエデッキは歩行者デッキとしての使用に加え、キッチンカーの出店やイベントスペースとしても活用するほか、渋谷ヒカリエのアーバン・コア4階の天井面やヒカリエデッキの床面は、舞台照明用のムービングライトを使い動きのある光と音で演出する。毎日、日没から21時ごろまで、春夏秋冬、それぞれの季節をイメージしたプログラムを展開するなどして、にぎわいを創出。季節に合わせた植栽やベンチなども整備し、「まちに開かれた憩いの場」を目指す。
今年の秋ごろには渋谷ヒカリエ北側の壁面を使ったアート掲出も始め、さまざまなアーティストによるアート展開を予定。渋谷ヒカリエとの接続部となる4階アーバン・コアに面した店舗区画には渋谷のコミュニティーFM「渋谷のラジオ」(渋谷3)初のサテライトスタジオの入居も予定する。
オープンを記念して7月15日11時から、長さ約140メートルのテープカットを開催。6月10日まで、テープカットの一般参加者を募集している。定員は50人。参加者には記念品とヒカリエデッキのキッチンカーで使える無料チケットを進呈する。