カレー店「東京コロンボ」が4月29日から、恵比寿のバー「PUBLIC HOUSE EPILOGUE」(以下エピローグ、渋谷区恵比寿1)で営業している。
恵比寿のバー「PUBLIC HOUSE EPILOGUE」で営業している
昨年4月「マリーダカレー」として新宿ゴールデン街でオープンした同店は、カリブ海のフランス領アンティル諸島の煮込み料理「コロンボ」をカレーとして提供している。看板メニュー「東京コロンボ」を注文する人が多かったこともあり同年9月に現在の店名に改名した。
新宿ではバーの営業時間外の店舗を借りて営業をしていたが、席数が4席と限られていた上、新型コロナウイルス感染拡大防止策として一時予約制にしていた時期もあり「お断りしたことも多かった」。より多くの人に提供するため、実店舗を構える検討もしたが世情を鑑みても「リスクがある」と踏み切れずにいたなか、スタッフの吉川勝(まさる)さんとシェフの金(きん)諒一さんが「よく飲んでいた」バーであるエピローグのスタッフから声が掛かり、同店で営業することが決まった。席数は感染症対策を講じて40席。
独自で配合するスパイスやバラの花、タマネギなどの野菜を形が無くなるまで煮込むグレービーソース(ルーの位置付け)や、香草などを使い数日間熟成させる「塩漬け豚」を使うのが特徴。メニューは、塩漬け豚のほか、ゆで卵や小松菜のココナツ炒めなどを添える「東京コロンボ」(1,000円)、注文後に揚げる野菜のフリットなどを添える「東京コロンボ・デラックス」(1,200円)、「エキゾチックキーマ」(900円)、東京コロンボとエキゾチックキーマの「あいがけ2種盛り」(1,400円)。東京コロンボは辛さを3段階から選べる。テークアウトは東京コロンボとエキゾチックキーマの2種類を、ゆで卵や副菜のトッピング無しでそれぞれ100円引きで用意している。
オープン後は目的客の利用が中心で、新宿で営業中に利用できなかったという人が多く足を運んでいるという。
現在の営業時間は11時30分~19時(売り切れ次第終了)。月曜定休。エピローグの営業再開(緊急事態宣言解除)後は11時30分~15時となるが、エピローグ営業中(22時まで)もカレーの注文は受け付ける。