渋谷スクランブルスクエア(渋谷区渋谷2)のアーバン・コア(立体的歩行者動線)で4月1日、漫画家で映画監督の大友克洋さんが原画・制作監修したデジタルアート「COLORS OVER SCRAMBLE」の上映が始まった。
渋谷駅街区開発計画事業者(東急・東日本旅客鉄道・東京地下)から委託を受けたエヌケービー(千代田区)が企画・制作、公益財団法人日本交通文化協会(千代田区)が企画・推進したパブリックアートとなる。
サイズは縦5.9メートル×横1.3メートル。渋谷川の変遷や四季の移り変わりなどをモチーフに、水の中に沈殿する岩・土、水、浮かび上がるかんきつ類、緑の木々、咲いて満開になる白い花など「『生まれ』『変わる』様子」を表現している。制作期間は半年。作品の長さは1分間。
大友さんは「新しい建物にふさわしいデジタルアートで場に彩りを与えようと思った。渋谷スクランブルスクエアを訪れ、デジタルアートを見た人たちにナチュラルとポップの融合の魅力が伝わればうれしい」とコメントする。